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どうしてモヘアが、夏スーツの素材?
モヘアというと、レディースのフワフワしたセーターを思い起こす人も多いと思います。
なぜ、あの素材が、紳士服では夏の涼しい素材として扱われるのでしょうか。
ウールもスゴイけど・・・
紳士服素材の代表格といえば、ウール。
ウールは天然素材界の中で、最も温度の吸収率が高いだけでなく、ポリエステルなどの人工繊維と違い自然界に還る素材であるため、現在も高級紳士服素材として広く普及しています。
フレスコ織りや、ポーラ織りなど、強撚糸のウール100%でも、十分涼しいエレガントなスーツが仕上がります。
モヘアはヤギの毛
ウールが羊の毛であることはご存知と思いますが、モヘアはヤギ。
そもそも、動物が違います!
そして、ヤギの毛は、ウールほど縮れがなく、真っ直ぐの繊維であることが特徴。
だから涼しい!
糸として撚り合わせた時も、通気性が高いと言われています。
さらにミクロな話をしますと、ヤギの毛は、ウールの表面よりキューティクルの開きが少ないため、表面が滑らか。
そのため、空気の通り道に邪魔なものがなく、さらに通気性が高まるとのこと!
見た目の清涼感も良し
モヘアスーツを手にしたことがある方なら、生地の表面が独特のキラキラした光り方をすることにお気づきではないでしょうか。
いかにも夏らしい、ルックスも清涼感たっぷりのお洒落スーツが仕上がります。
モヘア素材は高級、そして繊細
こうしてモヘアを知ると、エレガントな着こなしを好むスーツ愛好家の紳士としては、夏はモヘアだけで過ごしたくなりますよね?
残念ながら、モヘア100%の生地というのは、ほとんど存在しません。
というのも、モヘアのみで折り上げてしまうと、特有のパリパリした繊維が仇となり、擦り切れやすい生地になってしまうんですね。
さらに、モヘアは今や大変希少な繊維の一つであるため、全てモヘアで生地を織ると、とても高価になってしまいます。
だからモヘアスーツはウール混紡が主流
一般的に現在は、5〜15%モヘアが混紡されているファブリックが主流です。
これだけでも、十分に清涼感が発揮されますから、モヘアはスゴイ!
ほとんどのミル(服地生産工場)はこの程度のモヘアファブリックを生産しています。
モヘア混紡率50%以上の生地を見つけたら、今やかなりラッキーと言えるでしょう。
モヘアスーツオーダーの注意点
ウールと違い、モヘアはほとんど収縮しません。
ですので、着た時にかなりがちっとした感触のスーツが出来上がるのがモヘアの特徴。
この特徴を考慮し、ある程度動きを付けたい場合は、普段のスーツよりサイズ感をややゆったり目にオーダーすることをお勧めします。
ただし、モヘア素材をタイトにピチっと着こなしたい!という方もいらっしゃると思いますので、その際はこの点をご理解の上、仕上がりの感触の違いをお楽しみいただければと思います。
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