クラシックを愛した男がブランドを創るとどうなるか
――ファビオ・アッタナシオの成功の裏側
皆さまこんにちは、銀座ヴェスタです。
本日は、ヴェスタGMの北川による連載、The Rake Japan「Good Clothing Can Change Your Life」に掲載した最新記事の舞台裏をお届けします。記事の主役は、クラシックスタイルを愛しすぎてインフルエンサーとなり、そしてサングラスブランドの創業者兼CEOへと成長した ファビオ・アッタナシオ 氏です。
YouTubeでもこの内容を解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

ファビオ・アッタナシオ氏とは
ファビオは、クラシックメンズスタイルの魅力を世界に発信し続けるインフルエンサー。Instagramでは56万人以上のフォロワーを持ち、世界中のテーラーを取材・紹介してきました。その情熱はやがて自身のブランド「TBD Eyewear」へと結実。現在はCEOとして、ブランドを牽引しています。
https://www.instagram.com/fabioattanasio
記事には載せなかった“裏話”
ここからは、誌面では触れなかった behind the scenes(裏話) をご紹介します。

着こなし警察にはなりたくない
ルールやマナーは大切ですが、服は自由であるべき。正統派に縛られすぎず、自分らしいスタイルを大切にしています。ファビオさんほどのインフルエンサーでもその着こなしに言わば何が正統派かをとうとうと説いて「いちゃもん」をつける人がいる、これがインターネットの世界。その側面を見て有名人は大変だなあ、と思いました。
マニカカミーチャへの距離感
南イタリア出身のファビオさんがナポリの象徴的な袖付け「マニカカミーチャ」の信奉者ではないのも意外な一面。その理由をお伺いしたところVIPも着るようなフォーマル感ある装いとしてスーツを捉えた時に、袖にシワがあるテーラリングがその佇まいに相応しいだろうかというところだそうです。
まさにこのマニカカミーチャ動画「デメリット」で紹介しているところ!
秋冬に狙う素材
この秋にオーダーするなら、フランネルやサキソニー。どちらも上質な表情を持つ生地で、仕立て映えすること間違いありません。特にブラウンやベージュ系に惹かれているそうです。
ブレザーの魅力
ブレザーはフォーマルとカジュアルの中間に位置する万能アイテム。時代を超えて“自由な着こなし”を可能にする服です。でもボタンは控えめにするのが好み、というお話でした。
ボッコーニ大学というバックグラウンド
さらに注目すべきは、ファビオの学歴です。
彼はイタリアの名門 ボッコーニ大学 で法学を学びました。ボッコーニは日本でもYoutube等で大活躍の「岸谷蘭丸さん」で知られつつありますが、実はイタリアでは珍しい私立で、経営・経済分野に特化した最高学府。経営者としての彼の強さの背景には、この教育も影響していると言えるでしょう。ヴェスタのお客様のイタリア人経営者にもボッコーニ大卒はたくさんいらっしゃいますし、親しくしていただきヴェスタGM北川と一緒に富士登山もしたこちらの前駐日イタリア大使もご卒業なさっていました。
仕立ての情熱が人生を変える
ファビオ・アッタナシオの歩みは、「服好きが人生を変える」という物語そのものです。クラシックへの情熱がインフルエンサーとしての成功を生み、やがてブランド経営者へ。そこにはスーツスタイルの持つ力、そして服が人生を押し上げる「Power of Suit」の真実が見えてきます。
全編は The Rake Japanでお読みください
▶ YouTubeで解説動画を見る
今回の記事の解説と裏話を、YouTube動画で配信しています。
ぜひこちらからご覧ください → [VESTA公式YouTubeリンクを挿入]
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北川美雪(きたがわ みゆき)
東京・銀座のテーラー「VESTA by John Ford」のゼネラルマネージャー。英語、イタリア語、フランス語に堪能、メンズファッションのエキスパートとして25年のキャリアを持つ。確かな素材選びとセンスの良い仕立てに定評があり、国内外のトップ経営者、政治家、各国の要人・大使らが顧客として名を連ねる。歴代の駐日イタリア大使にも絶賛された。ファッシ