このコロナウィルス対策で世界各地で在宅勤務が推奨(国によっては業務形態によりマスト)になっています。
人の目を気にしなくていいから、パジャマでOK!?
在宅勤務と言われると、人に見られることはないから、部屋着のスエットで寝ぐせの髪型のまま、なんとなくノートパソコンを開いて仕事を始める・・・なんて方も多いのでは?
これを書いているワタクシも、耳が痛い(笑)
人の目を気にする必要のない在宅勤務、ご自身の気持ちが最も「仕事モード」になれる状態であれば、何を着ても問題ないはず・・・
が、世界の取り組みを眺めていると、どうやらそうとも言い切れないようです。
イタリア版GQのオススメは・・・
Smart working, il dress code per chi lavora da casa
パジャマを脱ぐ!
ベッドからデスクへの移行を着替えという段階を経て行うことで、外見的な問題だけでなく、内面的にも「仕事モード」に移行する
フリースタイル(適度に)
柔らかく締め付けない服装で。ニュートラルカラーが清潔なイメージが出るのでよいでしょう。
ジャージーOK、ただしゴージャスなもののみ
アスレジャーも良いですが、ラグジュアリーなものだけで。カシミヤ混などもおすすめです。
* (アスリートとレジャーの造語で、ジムやランニングで着るようなスポーツウェアをシティウェアとして着ること)
上司とのビデオチャットは プロフェッショナルに
きちんとして見せることが大切。清潔なシャツ、アンコンストラクションのジャケットも良いでしょう。
背景に注意
ある程度の真剣度を見せることは不可欠ですので、白い背景を見つけられれば、周りを整頓してその前にポジショニング。汚れた皿や洗濯物はどけておきましょう・・・
サンダル
柔らかいモカシンも良いでしょう。
気分転換にビデオチャットで友人と食前酒を楽しむ
気分を上げるため、この時だけ、まるでお出かけかのようなお洒落をしても!
出来る範囲で人生を楽しもうとする、イタリア人
以上、かなり端折って訳しましたが、イタリアらしく在宅勤務ファッションであっても足元までコーディネートを考えたり。
ジャージーOKとはいうものの、だらしなくならないよう、ラグジュアリーなものだけで、など。
このような状況でもアペリティフ(食前酒)で気分転換する場面が出てきたり。どのような状況でも、できる範囲で豊かな人生を送る姿勢、参考にしたいですね!
アメリカからは・・・
こちらは、CNNより。
When you work from home, every day is (very) casual Friday
イタリア、アメリカどちらの記事でも、共通しているのは、リラックスはOK,メリハリがないのはNG、ということですね。
また、上司や顧客とのビデオチャットでは特に、スマート(こぎれいに)に見せる努力も必要。
当たり前ですが、服装に対する感覚がかなり異なるイタリアとも共通している点ですね。
CNNの記事によると、アスレジャーが浸透しつつあるカジュアル大国のアメリカですら、
When going to a job interview, 65% of Americans feel it’s important to wear a suit, regardless of how formal the company’s dress code is, according to a 2019 survey by Ranstad US
65%のアメリカ人が、会社のドレスコードがどれだけフォーマルかどうかにかかわらず、就職面接ではスーツを着ることが好ましい(2019年の調査)
と答えているくらい、装いの大切さを認識しているんですね。
共通認識を標準化することが難しい多民族国家ならではの、
「見た目のイメージ」を大切にする取り組み
「ウェブカメラ越し」でも、こぎれいさを演出できるよう、下半身はスエットであっても、上半身はジャケットを着る、という人も。
女性であれば、顔色を良く見せ健康を印象づけるメイクアップも欠かせないとか。
他民族国家で、共通認識を文化的に共有することが難しい社会ならではの、「見た目のイメージ」を大切にする取り組み、非常に参考になります。
ここからは、私を含め、共働きの親御さんが、学校閉鎖にどう対応しているかアメリカのNBCの番組を参考にしてみます。
学校閉鎖で自宅学習の子供が世界中に!働く両親、どうしてる?
世界各国で、学校が休校になっているため、働く親が子供とどうすごすか、頭を悩ませています。
子供と過ごしていると、オフィスとは違って生産性が著しく低下する・・・世界中どこの親も考えることは一緒。
子供だって、学校に行かれず、満足に外出できず、窮屈な思いをしているんです!
タイムテーブルを組んで、規則正しい生活を行うこと、オンラインコンテンツを使ってヨガ等体を動かす工夫をするなど、海の向こうでも工夫して在宅ワーク&子供との共存を可能にする取り組みを行っていますね。