【DAY8】世界の紳士を“美しく・軽く・心地よく”見せる型紙とは
ヴェスタが日本において、世界の紳士を美しく見せる“イタリア型紙”を採用し続ける理由とは。
普遍の設計思想、日本の精緻な縫製、最高級副資材が生む、軽さとエレガンスの秘密を徹底解説。
なぜヴェスタは、ここ日本で、イタリアの設計思想を採用し続けるのか
日本では「日本人の体型に合わせたスーツ」というコピーを掲げるブランドが数多く存在します。
しかし、国籍も骨格も異なる世界中の紳士たちが、なぜヴェスタの一着で等しく“美しく見える”のか。
その答えは——
人体をエレガントに見せながら、同時に驚くほどの着心地を実現する“普遍の型紙”と、
それを形にするヴェスタ独自の構築哲学にあります。
■ スーツの原点に立ち返る
創業者・北川康信が守り続けてきた思想
創業時から北川が一貫して掲げてきた信念があります。
「日本の経済を支えるモーレツ社員に、価格も品質も世界最高水準のスーツを届けたい。」
訪問販売から始まった創業期。
時間のないビジネスパーソンのために、合理性と品質を両立させる方法を模索した結果、
北川が選んだのが イタリアの美しい“設計思想（型紙）”を、日本の精緻な職人技で再現する道でした。
そして、ここから語る 「型紙」 について少しだけ補足します。
型紙とは本来、縫製時のベースとなるパターンを指しますが、
ヴェスタが重視しているのは、
スーツのシルエットや立体的なラインを生み出す“設計そのもの”という意味での型紙です。
一般のお客様の感覚でいうと、
「デザインに直結する設計図」
と捉えていただくと最もわかりやすいと思います。
メンズテーラリングの世界では、
この“シルエットを決める設計図”のことを
型紙（パターン） と呼び、ブランドの美学を規定する最重要要素とされています。
■ 「骨格に合わせる」だけでは、美しさは生まれない
量産スーツは「日本人体型向け」と語られがちですが、ヴェスタはあえてその発想を採りません。
理由はただ一つ。
良い型紙とは、骨格に合わせる以上に、万人を美しく見せる“普遍性”を備えているから。
イタリアのトップ・モデリスタが手がける型紙は、
胸の立体、ウエストの絞り、肩から腕への流れ——
全てが「エレガンスを最大化する角度」で計算されています。
そのため、試着室ではこんな声が上がります。
「鏡が痩せて見える加工でもしているのですか？」
鏡は普通の鏡です。
美しく見える理由は、型紙そのものが人体の魅力を引き出しているからに他なりません。
さらに、ご自宅でもこんな言葉を耳にされたお客様が多くいます。
- 「痩せた？」
- 「足が長く見える！」
- 「ウエストが締まって見えるね」
家族が口にしてしまうほどの“スタイル補正力”こそ、ヴェスタの型紙が持つ力です。
👉 銀座ヴェスタでスーツの相談をしてみる “自分のための一着”を作り始めるなら今。ご予約はこちらから。お電話：03−3562−0362 (営業時間内対応：火曜定休) お電話や、VESTA公式Line, Instagram のDMでご相談ください。
■ 世界トップテーラー級のバランスを、日本で1/3〜1/4の価格で
イタリアの老舗テーラーや高級既製服、ロンドン・サヴィルロウで60〜100万円のスーツを仕立てた経験のある方ほど、ヴェスタに強い驚きを示します。
「この立体感と軽さ、美しさが、なぜこの価格で？」
その理由は、
世界最高峰の型紙 × 日本の手縫い技術 × 最高級副資材（フル毛芯など）
という、他に類のない組み合わせにあります。
■ 世界を舞台にするモデリスタがつくる“胸基準”の型紙
その昔、日本の量産スーツは多くの場合「肩基準」でサイズ展開（グレーディング）を行っていました。
しかしヴェスタのモデリスタは、イタリアの高級ブランドスーツと同じように、胸の厚みを基準にサイズ展開する“胸基準グレーディング”を行います。ですので、サイズ展開の発想が根本的に異なります。
これは、欧州のラグジュアリーブランドが採用するマスターガーメントの思想そのもの。
胸 → ウエスト → ヒップへと流れる
男性美のS字曲線を最も美しく描くための方法です。
さらに、ヴェスタの型紙は
“世界的メゾンのデザイナーのデッサンを、生産可能な型紙へ変換できるモデリスタ”
によって作られており、日本でこの水準を扱えるのはヴェスタだけです。
■ 日本人だからこそ、イタリアの型紙が必要
「日本人体型には日本の型紙が合う」という通説がありますが、
ヴェスタでは真逆の答えにたどり着きました。
胸板が薄い方には胸の厚みを補う立体感が、
ウエストが気になる方には美しいシェイプラインが、
身長に自信がない方には脚が長く見える錯覚が生まれます。
日本人体型こそ、イタリアの“魅せる”型紙が最大の効果を発揮するのです。
■ 美しく見えるのに、なぜ“ゆったり感じる”のか
ヴェスタの型紙は、美しさだけでなく“着心地”にも大きな影響を与えます。
初めての方が、「今のスーツと同じ寸法で」もしくは「より細めに」と依頼し、試着した際に—
「あれ？ 頼んだ覚えがないくらいゆったりしている…？」
と感じることがあります。
ところが実際に計測すると、
寸法はほぼ同じ、またはもっとタイトに作られていることすらある。
それでもゆったり感じる理由は以下の通り：
- 立体的な裁断による身体との自然なフィット感
- 手縫いによる“可動域の確保”と柔らかな着圧
- 最高級副資材が生むストレスのない内部構造
引っ張り・突っ張り・当たりがなく、
身体がスーツの中で澱みなく動けるため、
見た目はスリムなのに、着心地は驚くほど軽い。
という一見矛盾した現象が起こるのです。
時間が経つほどにわかる軽さと快適性は、ヴェスタのお客様が強く支持する理由の一つです。
■ なぜフルハンドの丸縫いではなく、パターンオーダーなのか
ヴェスタは創業以来、**美しさの“再現性”**を最重要視してきました。
フルハンドで1点ずつ型紙を起こす方式では、
職人の感性や技術によって仕上がりに差が生じます。
そこでヴェスタは、
- 最高峰モデリスタの普遍型紙
- CADによる精密なパーソナライズ
- 日本の手縫いによる立体構築
という 伝統 × 革新のハイブリッド方式を採用。
これにより、
体に合う × 美しく見える × 価格を抑える
という、本来両立しにくい要素すべてを実現しています。
■ ヴェスタの型紙は「あなたを、より美しく見せるため」に存在する
胸が厚く見える
ウエストが細く見える
足が長く見える
姿勢が整って見える
見た目はシャープなのに、着ると驚くほどラク
これらは偶然ではありません。
型紙 × 縫製 × 副資材 が生む必然の結果です。
ヴェスタは、日本人だから、日本専用の型紙だから、ではなく、
「世界水準の美しさを纏うべきだ」という思想でスーツを作っています。
あなたの魅力を引き出し、
ビジネスもプライベートも照らす“鎧”となる一着を、
これからも銀座でお届けしていきます。
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■ 世界の紳士がヴェスタを選ぶ理由がここにある──
日本人にも、海外の紳士にも“等しく似合う”普遍の型紙
ヴェスタの型紙は、日本人のためだけに調整されたものではありません。
むしろ、国籍・骨格・身長・体格の違いを超えて「誰でも美しく見せる」ことを最初から前提とした設計です。
そのため、日本のビジネスマンをはじめ、海外の上質を知る紳士たちからも、
次のような理由で高い支持を得ています。
- 体型を選ばず、胸・肩・ウエストのバランスを自然に整える普遍設計
- 世界中どこへ赴いても通用する、“国際的なエレガンス”を備えていること
- 大事な交渉・プレゼン・式典で、自分を最大限に引き立てる“鎧”となること
実際に、アメリカ・イギリス・イタリア・香港・シンガポールをはじめ、
南アフリカやブラジルなど遠方からの来店が増えています。
海外のお客様が共通して語るのは、
「どの国のテーラーにもない、日本の精緻さとイタリアの美が同時に手に入る」
という、唯一無二の価値。
ヴェスタの型紙が、
“世界のどこで勝負する紳士にも対応するスーツ”
として機能していることの証です。
■ DAY9へ｜高い技術と品質をお客様へ還元することを何より優先する会社方針
ヴェスタが世界中の紳士から選ばれ続ける理由は、
卓越した型紙と縫製だけではありません。
実は、ヴェスタには創業以来変わらない
費用をかけた「マーケティングをしない」という独自の哲学があります。
広告宣伝費をかける代わりに、
その分を“スーツの中身”──
生地、副資材、縫製技術へと還元するという考え方です。
そして、ヴェスタのスーツを着て活躍されるお客様こそが、
何よりも力強いアンバサダーであり、広報担当者でいらっしゃいます。
次回DAY9では、この特別な理由と、
その哲学がどのようにヴェスタの品質を支えているのかを紐解いていきます。
DAY8をYoutube動画で
筆者について：北川美雪（きたがわ みゆき）
東京・銀座のテーラー「VESTA by John Ford」のゼネラルマネージャー。英語、イタリア語、フランス語に堪能、メンズファッションのエキスパートとして25年のキャリアを持つ。確かな素材選びとセンスの良い仕立てに定評があり、国内外のトップ経営者、政治家、各国の要人・大使らが顧客として名を連ねる。歴代の駐日イタリア大使にも絶賛された。ファッションに関する深い造詣を持ち、多くの雑誌などで記事を執筆している。好きな食べ物は「てっさ」である。The Rake Japanにて「良い服は人生を変える」コラム連載中
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ヴェスタで行う各種フェア、イベント情報はトップページ最新情報コーナー”What’s NEW”でご覧ください。
【DAY 8】
The Pattern That Makes Every Gentleman Look “Elegant, Light, and Refined”
Why VESTA Continues to Adopt Italian Pattern-Making in Japan**
Why does VESTA, here in Japan, continue to embrace the Italian philosophy of pattern-making for tailoring?
Why is it that gentlemen of entirely different nationalities, bone structures, and body types all appear equally elegant in a VESTA suit?
The reason lies in a universal pattern—one that enhances the body’s elegance while delivering surprising comfort—
and in VESTA’s unique philosophy of tailoring and construction.
Returning to the Origins of the Suit
The philosophy founder Yasunobu Kitagawa has protected for decades
From the beginning, Kitagawa has upheld a single, unwavering belief:
“To provide Japan’s hardworking businesspeople with suits of the highest global standard—
both in quality and value.”
VESTA began with on-site visits to major corporations, serving clients who had no time to spare.
Seeking both efficiency and uncompromised craftsmanship, Kitagawa ultimately chose a path:
Recreating Italy’s beautiful pattern-making and design philosophy through Japan’s meticulous technical precision.
Before we move further, a brief note about the term “pattern.”
A pattern in tailoring is technically the template from which the garment is cut.
But what VESTA refers to here is far more significant:
It is the design blueprint—the architectural plan that creates silhouette, proportion, and three-dimensional form.
In the world of men’s tailoring,
this pattern (パターン / 型紙) is the element that defines the brand’s identity, beauty, and style.
A Master Pattern Crafted by the Maestri of Italian Menswear
“Fitting the body” alone does not create true elegance
Mass-market suits often promote “made for the Japanese body type.”
VESTA intentionally rejects that approach.
There is only one reason:
**A truly great pattern does more than fit a body—
it enhances it, universally and beautifully.**
Patterns created by Italy’s top modellistas are engineered to perfection:
the chest, the waist, the drape of the shoulder and sleeve—
each line calculated to maximize elegance.
This is why clients often say during fittings:
“Is this mirror making me look slimmer?”
The mirror is an ordinary mirror.
What is extraordinary is the pattern:
it draws out the wearer’s natural strengths and refines their silhouette.
At home, clients frequently hear:
- “Did you lose weight?”
- “Your legs look longer.”
- “Your waist looks tighter.”
This powerful “style-enhancing effect” is the signature of a truly universal pattern.
A silhouette equivalent to world-class tailoring—at one-third to one-quarter the price
Gentlemen who have experience with Italy’s heritage tailors,
high-end ready-to-wear, or Savile Row orders costing ¥600,000–¥1,000,000
are often the ones most surprised by VESTA.
“How is this level of three-dimensionality, lightness, and beauty possible at this price?”
The answer:
The world’s finest patterns × Japan’s hand-sewn precision ×
top-grade canvassing and materials (such as full horsehair canvas).
A combination rarely found anywhere else.
A “Chest-Based” Grading Philosophy Used by World-Class Modellers
Historically, many Japanese factories graded sizes based on shoulder width.
VESTA’s modellistas, like those of Italy’s luxury houses, use chest-based grading—
an entirely different concept.
This aligns with the master-garment philosophy of European maisons:
Chest → Waist → Hip —
the natural S-curve of masculine beauty.
Moreover, VESTA’s patterns are drafted by modellistas capable of transforming a designer’s sketch into manufacturable reality—
a rare skill even in Europe.
This level of expertise is available in Japan only at VESTA.
Why Italian patterns benefit Japanese gentlemen even more
The common belief that “Japanese body types require Japanese patterns”
is disproven once you wear a VESTA suit.
- A slimmer chest gains three-dimensional presence
- The waistline appears sharper
- The legs appear longer
- The overall posture looks more lifted and proud
For many Japanese gentlemen,
Italian pattern-making provides the most dramatic aesthetic improvement.
Why a slim silhouette still feels astonishingly “light and relaxed”
VESTA’s patterns don’t only create beauty—they create comfort.
First-time clients often say:
“I asked for the same measurements, but this feels roomier than expected…”
Yet when measured,
the suit is the same size—or sometimes even slimmer.
Why does it feel more relaxed?
Because of:
- A three-dimensionally engineered pattern
- Hand-sewn flexibility and mobility
- Premium canvassing and internal structure
- Zero pulling, pinching, or restriction
As a result:
A suit that looks sharper fits and moves as if it were more spacious.
Over weeks of wear, clients increasingly feel the lightness and freedom—
one of the reasons VESTA retains such high loyalty among discerning clients.
Why VESTA chooses pattern-order over full bespoke draft-from-scratch
VESTA values “repeatable beauty.”
Draft-from-scratch bespoke relies heavily on the individual cutter’s intuition and skill,
leading to inevitable variations.
VESTA instead combines:
- Universal master patterns from world-renowned modellistas
- Precision CAD adjustments
- Japanese hand-sewn construction
This hybrid—tradition × innovation—ensures:
Perfect fit × universal elegance × thoughtful pricing.
**VESTA’s Pattern Exists for One Purpose:
To Make You Look More Beautiful**
A VESTA suit can make you:
- Look broader in the chest
- Slimmer in the waist
- Longer in the leg line
- Sharper in posture
- And yet feel incredibly light and effortless
These results are no coincidence.
They are the inevitable outcome of pattern × construction × materials.
VESTA is not tailoring “for Japanese bodies,”
but tailoring for gentlemen who deserve world-class elegance.
A VESTA suit becomes the modern armour that supports your success—
in business and in life.
Why gentlemen from around the world choose VESTA
VESTA’s pattern is not adjusted only for Japanese clients.
It is designed from the beginning to transcend nationality, height, and build—
a truly universal design philosophy.
Thus, both Japanese professionals and international clients
trust VESTA for the same reasons:
- A pattern that naturally balances any physique
- An elegance recognized anywhere in the world
- A suit that becomes a dignified “armour” for major negotiations and appearances
Clients now visit VESTA from the U.S., U.K., Italy, Hong Kong, Singapore,
and even as far as South Africa and Brazil.
They all share the same impression:
“Only VESTA delivers Italian beauty with Japanese precision.”
A suit worthy of gentlemen who compete on global stages.
DAY 9 Preview｜Why VESTA Chooses to Invest in Quality Instead of Marketing
VESTA’s global reputation is not built on advertising.
Since its founding, VESTA has followed a unique philosophy:
Any funds that could be spent on marketing must instead be invested
into what truly matters—the suit itself.
Fabric.
Canvassing.
Construction.
Handwork.
Fit.
And because of this belief,
our clients—distinguished professionals wearing VESTA suits—
naturally become our ambassadors and storytellers.
In DAY 9, we explore why VESTA chooses not to rely on marketing,
and how this philosophy directly elevates the quality of every suit we create.
Author: Miyuki Kitagawa
General Manager of VESTA by John Ford, a bespoke tailor in Ginza, Tokyo. Native in Japanese, fluent in English, Italian, and French, she has 25 years of experience as a menswear expert. Known for her exceptional eye for quality fabrics and craftsmanship, she serves a clientele that includes top executives, politicians, and ambassadors worldwide. Even former Italian ambassadors to Japan have praised her work. She frequently contributes to fashion publications and has a deep knowledge of sartorial history. Her favorite food is fugu sashimi (tessa). “Good Clothing Can Change Life” – Miyuki’s Colums Series for The Rake Japan
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(Available during business hours; closed on Tuesdays)
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